不動産購入に際して、「諸費用」というお金を支払わなければなりません。これは物件価格以外にかかってくる費用なので、事前にきちんと把握しておく必要があります。
ではこの「諸費用」とはいったい何なのか??その内訳を細かく見ていきましょう。
- 諸費用の内訳
- 表示登記費用
- 所有権移転登記&抵当権設定登記
- 金融機関事務手数料
- 火災保険料(10年一括払い)
- 管理準備金&修繕積立基金
- 印紙代(売買契約書用&金銭消費貸借用)
- 諸費用総額
- 仲介なら諸費用+仲介手数料/売主なら諸費用のみ
諸費用の内訳
新築の物件を売主からフルローンで直接購入した場合(2500万程度の新築ワンルーム)
表示登記費用
物件が新築された際に行われる登記にかかる費用。(約50,000円程度)
※物件や司法書士事務所により差異あります。
所有権移転登記&抵当権設定登記
所有者が変更されるので、その変更登記の費用(約300,000円程度)
銀行からローンを使って物件を購入する場合は、その物件に抵当権が付くので、その抵当権を設定する登記費用なども含む。
※物件や司法書士事務所により差異あります。
金融機関事務手数料
ローン額の約1~2%程度の手数料(約250,000円程度)
※銀行により差異あります。
火災保険料(10年一括払い)
火災や落雷、爆発、風災、雪災などによって、お部屋損害を被った場合に補償される保険です。(約15,000円程度)
※保険会社により差異あります。
管理準備金&修繕積立基金
こちらは新築物件を購入する場合にかかる費用となります。管理準備金は管理組合設立直後に必要な備品購入などの名目で入居時に支払う費用。(約15,000円程度)修繕積立基金は、マンションの将来の大規模修繕費用のために、入居時に支払う費用。(約300,000円程度)※物件によって差異あります。
印紙代(売買契約書用&金銭消費貸借用)
売買契約書に貼る印紙代金です(10,000円)銀行でローンを組む際に金銭消費貸借契約を結ぶのですが、その契約書に貼る印紙代金です(20,000円) ※売買価格、ローンを組む価格によって差異あります
諸費用総額
全てを足すと約960,000円となります。なので諸費用だけで約100万程度見積もっておくのが良いかもしれませんね。もちろんここまでかからない場合もありますし(物件、銀行などにより差異が出る為)
仲介なら諸費用+仲介手数料/売主なら諸費用のみ
仲介などで物件を購入する際には、上記以外に仲介手数料(物件価格×3%)が加算されます。購入形態により諸費用も変わってきます(売り主直売・仲介など)。
基本的に売り主直売の方が、仲介手数料のかからない分諸費用が安くなる場合が多いです。